EMPEROR PAINT

神奈川県の外壁塗装をはじめとした住宅の総合修繕会社「株式会社ツバケン」の新ブランド企画です。全国有数の外壁塗装激戦区である神奈川県厚木市において、ユニークなブランドを目指してプロジェクトを進行しています。外壁塗装の耐久性、そして高い仕上がりのクオリティをモットーとしている同社に対し、新規ブランドを提案。住宅における外壁塗装の役割を言語化し、ブランド名とステートメントを設定しました。

トップレベルの強さと美しさを兼ね備えた象徴として「皇帝」を表す「エンペラーペイント」と命名しました。「これ以上ない、強さと美しさ。」というキャッチコピーには、顧客に対するクオリティの表現とともに、プロフェッショナルとしての意識とプライドを持ってもらうためのインナーブランディングの意図も含まれています。

シンボルにおいては「イメージ」に重点を置いた公式ロゴと、「識別」に重点を置いた略式ロゴの2種類のロゴを使い分けます。いずれも根幹となる要素には、紋章の起源である「盾」と、外壁塗装に使う「刷毛」を図案化しており、外壁塗装が住宅を防御するものであることを表しています。タイポグラフィは「エンペラー」というイメージに違和感のない芯の強いセリフ付きの書体をベースに再設計を行いました。

強くプロフェッショナルな「正義の味方」をイメージさせたく、黒と赤を採用。特に黒は外壁塗装会社の制服ではこれまでになかったものであり多種多様な業者が存在する外壁塗装業者の中で、問答無用のプロフェッショナルなイメージを打ち出しています。